お金の本質を”物語”で学べる一冊です。
はじめに

「お金持ちになるための原理原則は、実はとてもシンプルである。」
『バビロン大富豪の教え』(ジョージ・S・クレイソン原作)は、古代バビロニアを舞台に、お金の知識を物語形式で学べる一冊です。
自己啓発書や投資本というよりも、”寓話(ぐうわ)”に近い読みやすさが特徴です。
難しい専門用語はほとんどなく、しかし本質は驚くほど深い。
今回は、本書の内容と、私自身が感じた学びをまとめてみます。
本書の概要
物語の中心となるのは、かつて貧しかったものの、バビロン一の大富豪となった「アルカド」。
彼は友人たちにこう問いかけられます。
なぜお前だけが金持ちになれたのか?
その答えとして語られるのが、「お金を増やすための7つの教え」です。
代表的なものは以下のとおりです。
- 収入の10分の1を貯蓄せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯めた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそ最大の資本とせよ
どれも驚くほどシンプルです。しかし、実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか。
本書から学べること
①お金持ちの思考は時代を超える
本書が書かれたのは1920年代ですが、舞台は古代バビロニア。それでも語られている原則は、現代の資産形成にもそのまま通用します。
「収入の一部を必ず残す」
「お金に働いてもらう」
これは今で言えば、先取り貯蓄や長期投資の考え方そのものです。
つまり、お金の本質は何千年も変わっていない、ということです。
②行動しなければ何も変わらない
アルカドは特別な才能を持っていたわけではありません。違ったのは、「学び、実行したこと」。
本書は繰り返しこう伝えます。
チャンスは行動する者にのみ微笑む
知識よりも実践。
これはお金の話に限らず、人生全般に通じるメッセージだと感じました。
③自分が最大の資産である
最後の教えは「自分こそ最大の資本とせよ」。
これは特に印象的でした。
- スキルを磨くこと
- 経験を積むこと
- 人間性を高めること
それこそが、将来の収入を増やす源泉になる。
単なるマネー本ではなく、自己成長の本でもあると感じました。
読んで感じたこと(個人的感想)
この本の良さは、「不安をあおらない」点にあります。
最近のマネー本は、
- 今すぐ投資しないと損
- 老後資金が足りない
と危機感を強調するものが多い印象です。
しかし本書は違います。
静かに、しかし力強く、「原理原則を守れば、豊かになれる」と教えてくれる。
読後には焦りよりも、安心感が残りました。
こんな人におすすめ
- これから資産計背を始めたい人
- 投資に興味はあるが難しい本は苦手な人
- お金の本質を学びたい人
- 若い世代に読書をすすめたい人
特に、社会人1〜3年目の方には是非読んでほしい一冊です。
まとめ
『バビロン大富豪の教え』は、派手なテクニックではなく、「不変の原則」を教えてくれる本です。
収入の一部を守ること。お金に働いてもらうこと。そして、自分自身を磨くこと。
時代が変わっても、成功の原理は変わらない。
お金に振り回されるのではなく、お金を味方につける人生を送りたい人に、心からお勧めできる一冊です。
『バビロン大富豪の教え』書評はここまで。
ではまた、バイバイ。

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