6月下旬から7月中旬まで時短勤務で復帰し、7月8月の繁忙期は通常勤務で乗り越えることができ、9月までは調子もよくこのまま元の自分に戻れるかと思っていました。
しかし、10月に入ると再び好不調の波が大きくなってきて、断続的に欠勤をするようになってしまいます。
11月も同じような状況が続いてしまい、残された有給が僅かとなっていきます。『会社を辞める』か『休職する』かの決断の時が迫ります。
今考えれば、養う家族がいるので『会社を辞める』選択肢は考えるまでもなく『ない』のですが、当時の私のメンタルでは『働けない人間は解雇』されてしまうというネガティブな思考が働いてしまい決断を迫られていると過度な感覚を持ってしまっていました。
独りでは判断できない精神状態なので、主治医の助言を仰ぎました。
『休職』
してしっかり治療しましょう。実は主治医は通院を始めた当初から、2週間やそこらで回復する病気ではないから、焦らず今はゆっくり休みながら治療した方が良いと言われていたんです。案の定その通りになりました。最初から言うことを聞いていれば…。
主治医の診断結果を会社に伝え、『休職』することになりました。
1回目の職場復帰後の異変
10月に入ると再びメンタル不調が見え隠れするようになってきます。週1〜2日程度のペースで欠勤してしまう状態でした。
夜寝るときは普通でも、睡眠中の無意識下で急な不安が襲い睡眠が浅くなり、起床時はどうしようもない不安感・絶望感・倦怠感に襲われ、ベッド・布団から起き上がれない(起き上がる気力がない)・動けないの状態が私のメンタル不調状態でした。
この状態のときは目の前にあるスマホや目覚まし時計にすら触る気力も起きません。極端に言えばまばたきもできないくらいの脱力感です。完全思考停止状態。
有給で休み休みしながら回復を図ろうとしましたが、11月になっても同様の状況が続いてしまい、有給残日数が5日になりました。
無休状態での欠勤になる前になんとかしなければならなくなりました。独りで考えていても(というか思考できる状態じゃない…)らちが開かないので、主治医に相談することにします。
主治医との相談
病名としては『抑うつ状態』。要は『うつ病』。
治療には十分な休養が必要で、完治には最短でも3〜4ヶ月を要するよ。
診断書を出すので、会社に『休職』の申請をして、しばらくしっかり休んで治療に専念してください。
『休職』期間についても相談し、初めから3ヶ月・4ヶ月で診断書を書くこともできるし、一旦は2ヶ月で出すこともできるとのことだったので、休職の申請など生まれて初めてのことでよくわからないのと、会社に対する罪悪感というか怠慢感みたいなものをこの状況でもまだ感じていたので、最初は12月・1月の2ヶ月で診断書を出してもらうことに。
休職中の過ごし方について主治医からは、
『何もする気が起きないときは何もしなくていいです。あと睡眠時間はしっかり確保してください。薬は毎日継続してちゃんと飲んでくださいね。』
『薬については就寝前に毎日服用するものはしっかり飲み続けること。日中にメンタル不調の波が大きいときに服用するもの(頓服薬)は状況に応じて使用すること。』
などの助言をもらいました。
休職までの流れ
- 会社(人事部長)に診断結果を伝えて『休職』を申請(社内メールで報告)
- 会社(人事部長)から『診断書』を写メでよいので送ってほしいと依頼を受ける
- 病院から発行された診断書を撮影し、写真データで会社に提出
- 会社(管理部)から診断書受領の確認メールを受け取る
- 数日後、会社(管理部)から『休職』に関する正式な書類が郵送で届く
5.の書類といっしょに『傷病手当金』申請に関する書類が同封されていました。『傷病手当金』に関しては、また別の記事で書いていきますので、ここでは割愛します。
休職中の生活スタート
正式に『休職』状態となり、週1回通院しながらの自宅療養生活が始まりました。
最初の数日から数週間はとにかく『ほとんど寝ている、ゴロゴロしている』状態。だって何もやる気が起きないというか動けないんですもん。
トイレに行くのも、スマホを持つのも、まばたきするのさえも億劫で動けないのです。
完全休養期間に入って1ヶ月くらいたった頃、起床して比較的調子のいいときは、
ジムに行って筋トレとウォーキングで汗を流し、『湯楽の里(温泉施設)』で風呂とサウナで整える。
また、これまでほとんど利用してこなかった図書館でしたが、休職中は傷病手当金以外無収入状態となるため、気軽に本を買うこともはばかれる状態なので、
地域の公立図書館で、本を借りて読書しまくる
などで過ごすことが多かったです。
ただ相変わらず体調は不安定なので、調子の悪い日や急に不安感に襲われて調子を崩してしまう日は、頓服薬を飲んで寝てしまうようにしていました。
そんな過ごし方をしながら休職1ヶ月が過ぎようとしていた頃、休職状態となり、給与収入はなくなり、傷病手当金による最低限の収入のみなので、家計が心配になり、家計簿をつけ家計管理をし始めてみました。
すると…大変なことに気づかされることになります。
うつ病発症の記録⑤『休職中の出来事』はここまで。
次回、うつ病発症の記録⑥『休職中の出来事2』に続く。
ではまた、バイバイ。


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